薬草図鑑

名前の由来は、ホオと呼ばれるカメムシが好んで付くから、この名が生まれたという説と、全草にに苦味があるので「ニガツキ」から転じたという説がある。地下部も含めた茎葉を7~8月頃採取し、...
中国原産で、日本にも早く渡来し庭木として各地に分布している落葉低木。長野県内でも観賞用として広くみられる。高さ2m内外で枝にとげがあり、4月~5月頃葉に先立って径2cmほどの花が数...
中国原産で平安のころ日本に渡来したといわれている。4~6年目の根を掘り採り、木芯を取り去り皮だけを日干しにする。月経不順、便秘、鼻血、痔疾などの治療に1日量5~10グラムを水300...
若芽は芳香と辛味があり薬味として使われる。薬用には、地下部を水洗い後細かく刻んで日陰干ししたものを使う。1日量約10gを水200ミリリットルで半量にまで煎じ、3回に分けて腎臓病や生...
暗紫色の花が咲く植物を「モクレン」と言い、白い花が咲く方を「ハクモクレン」と言い「モクレン」と区別している。薬用には「モクレン」のつぼみを使う。春に開花直前のつぼみを採取して、風通...
モモは、弥生時代の遺跡から発見されているから、すでにこの時代からと食べられていたと思われる。薬草として利用するのは、殻の中の種子の部分である。この種子を日干ししたものを桃核仁と言う...
400年程前、ポルトガルの宣教師が長崎に種子を持ってきたといわれ、全国で栽培されている。長野県は北海道につぐ産地となっている。トウモロコシの収穫時に毛を採り、日干しにする。利尿薬と...
池の水端や井戸のふちに多く生育することからイケノシタが変化してこの名がついたといわれる。5~8月に採取し、水洗いの後 、干したものを薬用にする。心臓病や腎臓病、健胃、解熱、鎮咳に1...
種類は非常に多く、原種だけでも二十数種類あるが、どれもまっすぐ伸びた茎の先のほうに、小さな花を穂状に咲かせる。鎮静、鎮痛、駆風、防腐作用がある。ハーブバスはリラックス効果があり、肌...
晩夏の頃、果実が茶褐色になったら採って、日干しにし硬くなった物を連翹(レンギョウ)と言い薬用に使う。消炎・解毒・排濃・利尿などに、1日量として3~5グラムを水200ミリリットルで半...
山菜の代表である。食用にしているのは若芽の部分である。食用にするのは日本人だけのようで、食用の歴史は古く、平安時代の記録に載っている。薬用には、若芽と根茎を使用する。若芽をあく抜き...