薬草図鑑

枝や葉のつけ根にとげがついているのはイヌザンショウ。よく庭先などに植えられるとげのないものがアサクラサンショウで香りがよい。成熟した果実を摘み取り、果柄を除いた果皮と種子を薬用にす...
中国、朝鮮半島の原産で、江戸時代中期に薬用として渡来し、その後庭園の花木として各地で栽植されている落葉小高木。早春に木一面に美しい黄色の四弁小花を、葉に先立っていっぱいにつける。秋...
ヨーロッパ南部から西アジア原産の多年草。日本へは明治19年に球根が輸入され、全国で栽培されるようになった。8~9月頃に球根(鱗茎)を植えつけると、濃緑色線形の葉が束になって生え、...
梅雨の頃、黄赤色の美しい花が咲く。たくさんの種子があることから、中国では子孫繁栄を祈り、結婚式の酒宴に使われた。下痢、神経痛、咳止めには、 乾燥した果皮1回量2~3gを水300ml...
サクラは普通、ヤマザクラ系、ヒガンザクラ系、チョウジザクラ系の三系統に分けられるが、薬用には一般に山地に自生しているヤマザクラが主に使われる。6~8月頃に樹皮をはがして日干しにする...
春早く葉の出る前に香気のある白色六弁花が小枝の先に開く。つぼみが子供の拳(コブシ)に似ているところから名づけられた。開花直前につぼみを摘み取って日陰につるして風乾したものを辛夷とい...
名前の由来は、現に効く証拠があるので「現の証拠」、たちまち効くので「たちまちぐさ」「いしゃいらず」などが。夏の花の盛り頃か開花直前に全草を刈り取り、葉が落ちないように風通しのよいと...
開花の最盛期に花穂(鶏冠花)を切り採り日干しにする。痔の出血、長い月経や白帯下には、1日量8~10gを水400mlで半量くらいまで煎じ、3回に分けて空腹時に服用する。下痢には、花を...
緑色の樹皮に黒い斑点があることから、これを文字に見立てクロモジ(黒文字)という。昔からその材はつまようじに使われている。民間では、かっけや急性胃腸炎に、日陰干しした根皮を3~5g煎...
クリの葉にはタンニンがあり、収斂や消炎作用がある。タンニンが最も多くなる真夏に採取した葉を日干しにしたものを、ウルシカブレやアセモなどに使うとある。一握り程度の葉を水500mlで煮...
秋から冬にかけ、古い葉のふちが枯れて白い隈どりができるので、クマザサ(隈笹)の名がつけられた。成分として含まれている葉緑素には、切り傷の回復を促す働きや、脱臭作用があるといわれる。...
多年生のつる性木本で、県内各地の「日当たりの良い土手などに大群生がみられる。秋の七草のひとつで、古くから漢方の要薬として用いられている。解熱、発汗、鎮痛作用がある。根から採るクズデ...