薬草図鑑

果実が熟すると開くことから「開け実」「開け肉(み)」といわれ、アケビと名付けられたという。つる性の茎を輪切りにし、日干しにしたものを木通(もくつう)という。主として漢方処方薬で、木...
別名をタカトウグサと呼ばれている。これは、古くから高遠町地域で胃腸薬として用いられてきたことから、県内ではこの名で呼ばれることが多い。7~8月頃に全草を採り日干しにする。これを、1...
マツは年中緑のままで、常盤木(ときわぎ)の代表とされ、昔から門松などお祝い事に使われてきた。樹幹に切り傷をつけて滲出物の生松脂(テレビンチナ)を採取して、古くから吸出し膏や軟膏、硬...
日本原産の常緑樹である。民間薬として、生の葉を火であぶり、泥のようになった物を火傷やシモヤケの患部に貼って炎症をおさえ、膿を吸い出す効果があると言われている。葉を乾かし粉末にした物...
別名を「ウマズイコ」という。秋の彼岸の頃に根を掘り取り、太根を日陰干しした物を「羊諦:ヨウテイ」という。緩下剤として1日量5~10㌘を水400mlで半量まで煎じて、3回に分けて飲む...
キツネが住むような野に生え、夏に花茎が立つと黄色い花が咲き、金平糖のようなボタンに似た緑色の果実を結ぶことからこのような名前がついたという。全草に有毒な配糖体を含み、強い皮膚刺激(...
高さ20mにもなる高木。外皮をはぐと内皮が鮮やかな黄色であることからキハダ(黄肌)と呼ばれる。12~13年以上の木を夏の土用前後に切り倒し、コルク層を除き乾燥したものを薬用にする。...
早春に小さな黄色の花が、藤の花のように垂れ下がっている。夏から秋にかけて小枝を採り、葉ごと刻んで乾燥したものを、むくみに用いる。1日量として5~8グラムを、水400ミリリットルで半...
多年生のつる性木本で、県内各地の「日当たりの良い土手などに大群生がみられる。秋の七草のひとつで、古くから漢方の要薬として用いられている。解熱、発汗、鎮痛作用がある。根から採るクズデ...
秋から冬にかけ、古い葉のふちが枯れて白い隈どりができるので、クマザサ(隈笹)の名がつけられた。成分として含まれている葉緑素には、切り傷の回復を促す働きや、脱臭作用があるといわれる。...
クリの葉にはタンニンがあり、収斂や消炎作用がある。タンニンが最も多くなる真夏に採取した葉を日干しにしたものを、ウルシカブレやアセモなどに使うとある。一握り程度の葉を水500mlで煮...
緑色の樹皮に黒い斑点があることから、これを文字に見立てクロモジ(黒文字)という。昔からその材はつまようじに使われている。民間では、かっけや急性胃腸炎に、日陰干しした根皮を3~5g煎...