ナナカマド

全国の山地に自生する落葉高木。 葉は長円形の小葉で、秋には美しく紅葉する。 5~6月頃白色五弁花を枝先に多数開き、10~11月に赤い球形の果実が熟して垂れ下がる。 樹皮の煎汁を下痢、痔、排尿困難に服用し、果実は煎じてうがいや薬用酒に用いる。 かまどに7度入れてもまだ焼け残ることから「ナナカマド」の名がついたと一般に言われているが、 極上堅炭をつくる工程が7日間要するためという説もある。