キツネノボタン

キツネが住むような野に生え、夏に花茎が立つと黄色い花が咲き、金平糖のようなボタンに似た緑色の果実を結ぶことからこのような名前がついたという。全草に有毒な配糖体を含み、強い皮膚刺激(発泡性)があり、春にセリと間違えて食べると口内に灼熱感を起こし、胃腸の壁も刺激を受けて炎症し血便を出すので注意。民間療法では発泡性刺激作用を逆利用して、扁桃腺炎に葉を揉んで就寝前に手首の内側にはり朝の起床時に取り去り用いる。