イチイ

昔イチイで笏(しゃく)を作ったことから、位階の正一位や従一位にちなんで名付けられたという。 必要時に葉をとり、天日乾燥したものを一位葉(いちいよう)という。薬用には利尿や月経不順、糖尿病には、一位葉1日量10~15グラムを水400ccで半量にまで煎じて、3回に分けて服用する。採りたての生葉でもよいという。果実は咳止めや下痢に用いる。ただし、イチイは心臓に毒のタキシンを含み連用すれば中毒になるので、使用には十分注意する。