ズダヤクシュ

山地の林間に生える多年草。茎や葉柄に繊毛がある。葉は心円形で浅く3~5烈している。白い花のように見えるのはガク片でガクより長い糸状の花弁が あり、花外に舟のように飛び出しているのは雄しべである。薬用成分はよく分かっていないが、「ズダ」は、信州の方言でぜんそく(喘息)のことで「ヤクシュ」は薬になるという意味である。6月~7月の開花期に全草を日干しにして煎じるか酒に浸して用いる。