レンギョウ

晩夏の頃、果実が茶褐色になったら採って、日干しにし硬くなった物を連翹(レンギョウ)と言い薬用に使う。消炎・解毒・排濃・利尿などに、1日量として3~5グラムを水200ミリリットルで半量に煎じ、3回程度に分けて飲む。緩下や利尿・高血圧の予防薬として、開花中に採った花を日干しにしたものを、1回3グラムを熱い湯を注いで飲む。レンギョウの入った漢方薬として、蓄膿症に荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)、にきびに清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)、湿疹・くさに治頭瘡一方(ヂズソウイッポウ)、高血圧の随伴症状ののぼせ、どうきに防風通聖散(ボウフウツウショウサン)がある。