センキュウ

高さ30~60cm、葉は2回羽状複葉で枝先に複散花序を出し白色五弁の小花を多数つける。全草に特有な香がある。秋に葉の枯れる頃根を掘り干したものを煎じて服用する。婦人病の薬として古くから使われてきた他、鎮痛薬としても使われる。月経困難、鎮痛・鎮静等に1日3~5グラムを水400ミリリットルで半量に煎じて3回に分けて飲む。川きゅうを処方した漢方薬には、川きゅう茶調散(センキュウチャチョウサン)、女神散(ニョシンサン)、猪苓湯合四物湯(チョレイトウゴウシモツトウ)、温経湯(ウンケイトウ)、温清飲(ウンセイイン)、防風通聖散(ボウフウツウショウサン)、柴胡清肝湯(サイコセイカントウ)など16種類ある。