ウド

ウドは春から初夏にかけての代表的な山菜である。ウドに良く似た野草で「シシウド」があるが、全く別の植物である。ウドは、春の芽が出る前か秋の葉が枯れる頃に根を掘り取り、適当な大きさに切り水に一晩浸した後、日陰干した物を「独活」と言い使用する。1日量として5~10グラムを水400ミリリットルで半量まで煎じ、強壮、中風、リウマチ、神経痛に1日3回服用する。漢方薬には化膿性皮膚疾患、蕁麻疹、急性湿疹、水虫などに用いる十味敗毒湯がある。