アカマツ

マツは年中緑のままで、常盤木(ときわぎ)の代表とされ、昔から門松などお祝い事に使われてきた。樹幹に切り傷をつけて滲出物の生松脂(テレビンチナ)を採取して、古くから吸出し膏や軟膏、硬膏の基剤として用いられた。生松脂を水蒸気蒸留して得られる精油(テレピン油)は、皮膚を刺激する引赤剤としてリューマチ、神経痛などの患部に塗布する。