モモ

モモは、弥生時代の遺跡から発見されているから、すでにこの時代からと食べられていたと思われる。薬草として利用するのは、殻の中の種子の部分である。この種子を日干ししたものを桃核仁と言う。産前産後、血の道や月経不順に1日3~5gを300mlの水で半量まで煎じて3回に分けて飲む。半開きの花のつぼみを日干ししたものを、緩下剤として1回量2~3gを200mlの水で半量まで煎じて飲む。浴湯料として、新鮮な葉500g程度を布袋に入れて良く煮出し、アセモや湿疹に風呂に入れても使う。