ハコベ

畑や道ばたに自生し、日本全土に分布する2年草。春の七草の1つで、著しく分枝して枝先に白色の小花をつける。茎葉をこじんまりと広げることから、葉配りが変じてハコベになったという。春から夏に全草を採り日干して、利尿、浄血、採乳薬として煎じて服用するほか、歯痛、打撲傷、腫れ物などに外用する。また、虫垂炎、胃腸炎、浮腫にも用いられ、歯ぐきの出血や歯槽膿漏の予防にも用いられる。