スイセン

水仙という名は、この植物が水辺の近くにあることと、水仙という中国からの名がそのままついたといわれている。腫れ物には生の鱗茎を金属以外のおろし器ですりおろし、布でしぼった汁に小麦粉を混ぜ、クリーム状に練って患部に貼る。肩こりにも同様に直接貼り、乾いたら取り替えるが、皮膚が赤く充血してきたら中止する。同じヒガンバナ科の植物に、ナツズイセンがある。春出た葉は夏には枯れ、8~9月に花茎だけを50~60cm伸ばして、その頂きに淡紅紫色で長さ10cmくらいの花を数個つける。この鱗茎を関節炎、腰痛に外用する。