サクラ

サクラは普通、ヤマザクラ系、ヒガンザクラ系、チョウジザクラ系の三系統に分けられるが、薬用には一般に山地に自生しているヤマザクラが主に使われる。6~8月頃に樹皮をはがして日干しにする。鎮咳、腫れ物には樹皮1日量約4グラムを煎じて服用する。腫れ物には煎汁で患部を洗う。葉を塩漬けし、1年くらい保存すると配糖体が分解し、芳香のクマリンが徐々にできる。桜餅は桜の葉の芳香を賞味する代表的なお菓子である。