クマザサ

秋から冬にかけ、古い葉のふちが枯れて白い隈どりができるので、クマザサ(隈笹)の名がつけられた。成分として含まれている葉緑素には、切り傷の回復を促す働きや、脱臭作用があるといわれる。荒れた胃の粘膜を治し、胃のもたれなどに隈笹葉を煎じて飲むか、新鮮な葉を1回量20~30グラムとり、ミキサーなどで青汁にして飲んでもよい。また、この青汁でうがいをすると口臭によく、民間では湿疹、痔などに服用する。ササには古くから食品防腐作用があるといわれ、笹だんご、笹あめなどに使われたり、日本料理に用いられる。ガンに効く成分も含まれているといわれ、現在研究されている。