ウコギ

東アジアの山地に自生する落葉低木。 県内でも山地や低地にみられる。枝にとげがあり、高さは2メートル位になり、根元から数本の幹が出て、葉は5枚掌状に開いて長い柄がある。初夏に淡黄緑色の小花が傘状につく。県内ではオコギ、オコゲというところもある。春の発芽前に根を掘り、その皮をはいで乾燥させたものを五加皮(ゴカヒ)といい、民間では強壮や鎮痛(腹痛)に煎じて服用する。中国では不老長寿の薬として五加酒の原料とする。また、食用として若芽を刻んで炊き込んだウコギ飯や、茹でておひたし、あえものなどにする。