イチョウ

イチョウは中国音からきた名前といわれ、漢名を公孫樹ともいう。秋から初冬にかけての実を水につける、あるいは土中に埋め、果肉を(外種皮)を腐らせて除き、白い内種皮に包まれた種子を日干しにして薬用にする。これを銀杏または白果といい、鎮咳去痰薬として一回量、5~10グラムを煮てその汁とともに食べるか、同量のものを焼いて食べてもよい。また夜尿症に用いられ、就寝前に子供の年と同数の銀杏(6個くらいが限度)を煮るか焼いて食べさせると効くという。しかし、食べ過ぎないよう注意が必要。